日本共産党

2002年3月1日(金)「しんぶん赤旗」

与党 鈴木氏喚問の回答先送り

野党4党は厳しく批判


 「北方四島支援」事業への入札介入をはじめとした疑惑が明らかになった鈴木宗男・自民党衆院議員の証人喚問をめぐる与野党の協議が二月二十八日、衆院予算委員会理事会を中心に行われました。日本共産党、民主党、自由党、社民党の野党四党が求めていた喚問の決定について、同日までの回答を約束していた自民、公明、保守の与党三党は、正午からの予算委理事会で「三月四日にまとまる外務省調査報告をみたうえで検討する」と“回答”。野党との約束をほごにし、引き延ばしに出たため、午後の各委員会の審議が全面的にストップしました。

 与党の喚問回答先送りに対し、野党は前日の党首会談での合意をふまえ、証人喚問の実現は予算案審議の条件であり、「証人喚問に応じなければ予算審議をすすめる条件を与党側から壊すことになる」と厳しく批判しました。

 同日夕方に改めて開かれた予算委理事会でも与党は態度を変えず、一日午前に改めて協議することになりました。

 こうした事態を受けて、野党の予算委理事・オブザーバーは国会内で記者会見し、「税金の私物化は、予算執行のうえで重大な問題。証人喚問は必要だ」(日本共産党の佐々木憲昭議員)と強調。

 一日午後一時からは、野党四党で鈴木議員の証人喚問実現を求める緊急集会を国会内で開くことにしています。

 


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