2002年3月2日(土)「しんぶん赤旗」
全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)の新役員らが一日、就任のあいさつに日本共産党本部を訪れ、上田耕一郎副委員長、荒堀広国民運動委員会責任者らと懇談。医療改悪反対のたたかいの展望などについて語り合いました。
訪問したのは二月末の定期総会で選出された肥田泰会長(新任)、長瀬文雄事務局長(新任)と副会長、事務局次長ら新役員。党からは植木俊雄中小企業局長、小池晃参院議員が同席しました。
肥田会長らは、定期総会で決めた方針にも触れながら、医者にかかれず手遅れで救急搬送される人や、「高い差額ベッド料が払えない」と他の病院から差額のない民医連の病院への転院を希望する患者が相次ぐなど、くらし悪化のもとで深刻さを増す現場の実態を紹介。健保改悪とともに、患者に保険外負担を強いる四月実施の診療報酬改定にも言及し「党と協力しすべての医療機関との共同を大きく広げたたかいたい」と語りました。
上田氏は、医療改悪は健保本人三割負担だけでなく、お年寄りへの一割負担の徹底などきわめて重大な問題を含んでいると指摘。日本経済を危機に陥れる小泉政治とのたたかいの中でも、医療改悪反対は大きな意義があると語り、国民の命と暮らしを守るため、反対運動でも医療の安全でも民医連ならではの役割の発揮をと期待をのべ、和やかに懇談しました。
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