2002年3月4日(月)「しんぶん赤旗」

なんだっけ

政管健保

　中小企業を対象に、国が保険者となって保険料徴収や保険給付などの運営をする政府管掌健康保険の略称。大企業などが健康保険組合をつくって運営するのは組合管掌健康保険（組合健保）といいます。政管健保の加入者は組合健保より多く、二〇〇〇年度で本人と家族を含め約三千八百万人。保険料率は現在、年収の平均７・５％です。

　小泉内閣が一日決定した医療改悪法案は、患者窓口負担を二割から三割へ引き上げ、保険料は総報酬制にかえて料率を引き上げるとしています。政管健保については保険料率を年収の８・２％に引き上げ、民営化も視野に入れた組織形態の見直しを打ち出しました。〈２００２・３・４（月）〉