日本共産党

2002年3月8日(金)「しんぶん赤旗」

佐々木憲昭議員が示した内部資料

防衛施設庁と鈴木議員側のやりとり


 日本共産党の佐々木憲昭議員が六日の衆院予算委員会で示した、防衛施設庁と鈴木議員側のやりとりを記した内部資料は次の通りです。

 【札幌防衛施設局が鈴木宗男議員の現地秘書に説明したメモ】

 平成10年9月2日(水) 11:35〜11:55

 鈴木宗男事務所 宮野秘書への説明

 札幌局 早川局長、山中事業部長、滝川総務課係長

 あいさつ

 局長 6月30日付で着任、御挨拶が遅れましたが、宜しくお願いします。

 局長 米海兵隊実弾射撃訓練現地対策本部の設置、組織を別紙1により説明。本部長は原澤施設部長、副本部長は森山施設調整官となっている。

 宮野秘書 現地にはどれ位の人数が入っているのか。

 局長 8月31日から現地に職員が入っており、人数は時期によって変動するが、最高で90人程度である(通常は約80名)。

 局長 局職員の宿泊施設を別紙2で説明。ホテルは別海町の意向を踏まえ町と調整の上、本年は別海町内の5つの宿泊場所を利用することとしている。昨年については別海プラザのみであった。

 宮野秘書 わかりました。

 局長 現地調達の内容を別紙3で説明。調達物品については、別海町の意向も踏まえ調整を行ない地元で調達できるものは地元で調達している。

 今ご説明した内容は、本日15:30に施設庁本庁から鈴木副長官にご説明することになっております。

 宮野秘書 これらは分っています。業者は知っている業者です。

 (注)ホテル及び調達協力の説明に対して、注文や意見は秘書からは全くなかった。

 宮野秘書 訓練を終えた後の9月末もしくは10月始めに送別交流パーティを計画している。多分9月末になると思われるが、パーティーは自衛隊協力者団体、商工会等が中心になるが幅広く、地域と米海兵隊との交流を行いたいと考えている。

 局長 わかりました。局としても関係者との間に立って必要な調整を行いたい。

 局長 お忙しいところ時間を取って頂き、有難うございました。今後ともよろしくお願いします。

 (編注=別紙は略)

 【防衛施設庁側が鈴木議員に説明したメモ】

 (案)

 ○本日お伺いしました用件は、昨日、地引首席と先生の処にお伺いしました際、地元でのホテルの話がありましたので、我々も詳しく承知していなかったため、調べて参りました。また、その他の物品の調達についても状況をお話するためにお伺いに参りました。

 ○まず、物品等の調達につきましては、この訓練を実施すると決まった昨年から、札幌局は別海町から地元の業者を使って欲しいとの要望を受けておりますし、局としても町には相談に乗って頂いているところです。

 ○従いまして、今回の地元での調達できる物につきましては、昨年と同様宿泊施設を含め、別海町(町長、井川参事等)とご相談し、同町の要望を可能な限り反映する形で事務を進めているところであります。

 ○また、今日、局から地元の宮野秘書に現地対策本部の開設のご挨拶と、この件につきましての状況をお知らせに行っております。

 


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