2002年3月12日(火)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の志位和夫委員長は十一日、国会内で、鈴木宗男・自民党衆院議員の証人喚問について記者団から感想を聞かれ、「全体を通じて、鈴木議員の疑惑はいよいよ深刻なものとなったと思う。鈴木議員の衆参での再喚問と議員辞職を強く求めていきたい」とのべました。
志位氏は、鈴木氏が「北方支援事業」で明白な入札介入をしていながら、「地元業者に頼むのはあたりまえだ」と開き直ったことについて、「『反省』という言葉は口にしたが、異常さについての認識がまったくない。あれだけ外務省でさえ異常といっていることについて、自分で異常と思っていないことがまさに異常だ」と批判しました。
また「ムネオハウス」の入札問題について、鈴木氏が「『根室管内』といったのは事実だが、特定業者の選定はしていない」という態度に終始し、日本共産党の佐々木議員が「入札条件に合致する会社は渡辺建設工業ひとつしかないことを知っていたはずだ」とただしたのにたいしても、「認識は持っていなかった」と否定しました。
これについて、志位氏は「経過からみて地元の事情に精通し、しかも渡辺建設工業が鈴木氏に献金している関係からみて、『知らなかった』というのは通らない。偽証の疑いが強いと思う」とのべました。
さらに鈴木氏の議員辞職について、「(それが)国民の圧倒的な声であり、今日の喚問を通じてもすでにこれだけ疑惑が深刻なのだから、当然だ」とのべました。
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