2002年3月13日(水)「しんぶん赤旗」
事実上の退職強要などが問題になっているNTTリストラ問題で、日本共産党の小沢和秋、春名真章両衆院議員と八田ひろ子参院議員は十一日、NTT西日本・福岡支店を訪れ、見解をただしました。
NTTは、五十歳以上の労働者全員に、「退職・子会社への再雇用」か、本体に残る「満了型」かの選択を一月末を期限に迫まっていました。
応対した元太輝幸副支店長らによると、同支店の場合、全体の97%にあたる千百四十四人が「退職・再雇用」を選択。「満了型」を選択したのは約三十人でした。
各議員が、「満了型」を選んだ人への対応をただすと、支店側は「報復的、みせしめ的なことをやるつもりは毛頭ない」とのべ、今後どこに配置されるかについては「まだ決めていない」と語りました。
小沢議員は、「退職・再雇用」を選んだ労働者の再雇用先の子会社の業容拡大案に「お弁当屋さん」など業務のまったく違うものが今になって出てきている問題をあげ、「『退職・再雇用』を選んだ人たちは、賃金がダウンしてもいまの仕事を続けられるのなら、と思って選択したはずだ。その苦渋の選択まで踏みにじるのか」と指摘。同支店側は「ネット・ビジネスの一つのアイデアだ」「業容拡大は必要」などと話しました。
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