2002年3月19日(火)「しんぶん赤旗」
外務省は十八日の衆院予算委員会理事会で、鈴木宗男衆院議員のコンゴ人私設秘書ムルアカ氏が公用旅券を所持していた問題について説明しました。このなかで、「『公用旅券を持っている者が他の職業を兼務することはできない。処分の対象になる』と、一九九九年三月一日に、外務省として鈴木議員に説明していた」ことを明らかにしました。
鈴木氏は、証人喚問でムルアカ氏を「民間人という認識」と述べていました。しかしこの日の外務省の説明は鈴木氏自身がすでに、ムルアカ氏が公務員であることを知っていたことを裏づけるもの。これに対し野党側は「偽証にかかわる重大な事実が明らかになった」と理事会を開き、予算委員会として偽証の告発にふみきるべきだと主張。与党側は明言を避けました。
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