2002年3月25日(月)「しんぶん赤旗」
日本共産党の筆坂秀世書記局長代行は二十四日、NHK「日曜討論」で、社民党の辻元清美政審会長の政策秘書“名義借り”疑惑に関連して、日本共産党の国会議員公設秘書の給与について問われ、「(秘書は)まず党本部の職員として採用する。公設秘書として採用するときは、党本部の給与ベースがあるので、(国が支払う給与との差額を)自主的に(党に)寄付してもらっている」と説明しました。
筆坂氏は、公設秘書からの寄付金の使い道について「国会議員団全体として使っている」と説明。「例えば、ムネオ疑惑でも、根室などでいろいろな調査をした。調査費用はどこからもいっさい出ない。その費用をこの資金で賄う」と紹介。「国会活動に使っているから、共産党の秘書は口利きなどやらないし、調査活動を立派にやっている。(この資金が)議員団の調査活動に大きな力を発揮している」とのべました。
かつて日本共産党の国会議員秘書を務めた人物が、“秘書給与を同意もなく日本共産党に天引きされた”などとして、東京地検に告発した事例について、東京地検が嫌疑なしで不起訴処分にし、門前払いしたことを紹介。なんら法的問題がないことを説明しました。
筆坂氏は、同日のテレビ朝日系「サンデー・プロジェクト」にも出演し、辻元氏をめぐる疑惑では、秘書の実態のない人を秘書にしていたかどうかが問われていると指摘。「日本共産党は、政策秘書の有資格者は七十二人おり、国会議員は四十人で、名義借りとか名義貸しなどは起こり得ない」とのべました。
これに対し、司会の田原総一朗氏が星浩朝日新聞編集委員に「正しいのか」とたずねたところ、星氏も肯定。田原氏は「共産党は、そこのところは一番分かりやすい」とのべました。
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