2002年3月26日(火)「しんぶん赤旗」
車の上でロックの生演奏。「なんだろう」という顔で通行人が振り返ります。二十四日、有事法制に反対する青年たちが東京・新宿駅前でアートやライブ演奏を通じて、署名をよびかけました。高校生を含む三十人ほどが参加。「NO WAR」と書いた二畳ほどの大看板やポスター、カンバッジ、アフガニスタンの写真、マンガビラやシール投票などを使って「戦争はぜったいに反対。小泉首相は有事法制をやめて」とアピールしました。
注目が集まったのが、三人組のバンド「プロレタリアサンドウィッチ」。ドラムのコージさん(23)は「平和な世界をつくりたいという国民の思いを逆手にとって、有事法制をつくろうなんて許せない」といいます。続けて行われた「うたごえ」の青年たちの合唱には、母親に手を引かれた小さな娘さんが最後までじっと聞き入り、拍手を送っていました。
通りかかった女性は「小泉さんもアメリカの戦争に反対すればいいのに」と有事法制に反対する署名に応じました。
「アメリカが戦争拡大!? 日本はど〜する?」を尋ねるシール投票は、「アメリカの戦争拡大に賛成」が五人、「反対」が九十六人。シール投票を集めていた中野龍さん(25)は「多くの人がサッと『反対』に張ってくれます。戦争がイヤなのは僕らだけじゃなくて、みんなそうなんだと改めて感じました」と話しました。
宣伝は、ピースアンドアートネットワーク有志、「平和と音楽のつどい」実行委員会、明るい革新日本をめざす中央青年学生連絡会議(中央青学連)が呼びかけたものです。
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