日本共産党

2002年3月27日(水)「しんぶん赤旗」

社民党・辻元氏が議員辞職

政治的道義的責任は重大
議員辞職は当然

筆坂書記局長代行が指摘


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記者の質問にこたえる筆坂書記局長代行=26日、国会内

 日本共産党の筆坂秀世書記局長代行は二十六日夜、国会内で、社民党の辻元清美衆院議員が議員辞職願を提出したことについて記者団から感想を問われ、「今回の事件は明らかに秘書の名義借りをやり、秘書給与を詐取していた事件だ。そのうえ、本人も認めるように政治資金規正法違反も加わっており、その政治的道義的責任は重大で、議員辞職は当然だ」と述べました。

 筆坂氏は、辻元氏の証人喚問について「真相を解明するうえで、議員辞職とは別におこなうべきだ」と強調。辻元氏が他の議員も同じようなことをしているなどと弁明していたことについては「『あの人がやっているから私だって』という理屈は通らない。誰がやっていようと違法は、違法だ。みずからの責任を軽くするために他に問題をそらすのは筋が違う」と述べました。

 加藤紘一、鈴木宗男両衆院議員の疑惑に対する今後の追及について問われ、「鈴木氏は、『北方四島』支援事業などを食い物にしてきたうえに、国益を損なう裏外交までやっていた重大な疑惑がある。加藤氏の場合は、自民党元幹事長としての影響力を行使して公共事業を食い物にしてきた。当然、二人にも議員辞職を求めていきたい」と強調。同時に、鈴木氏の再喚問と加藤氏の喚問を求めていくと表明しました。

 


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