日本共産党

2002年3月27日(水)「しんぶん赤旗」

永年議員の特典廃止

歳費削減を全会一致可決

衆院本会議


 永年在職議員への特典廃止や議員歳費の一割削減を盛り込んだ国会議員歳費法改正案が二十六日の衆院本会議で、全会一致で可決され、参院に送付されました。同法案は週内にも成立する見通しです。

 特典で廃止するのは、(1)在職二十五年以上の議員への月額三十万円の特別交通費(2)同五十年以上の議員に対する年額五百万円の憲政功労年金です。

 特別交通費の廃止は四月一日から、憲政功労年金廃止は来年一月一日から実施。議員歳費は四月一日から一年間に限って一割減らします。

 本会議に先立って開かれた衆院議院運営委員会理事会で日本共産党の児玉健次議員は、「永年在職者への特別交通費などの特典廃止を日本共産党は一貫して主張してきた」と述べました。

 議員歳費のあり方について児玉氏は、相当額の歳費を保障して、だれでも国民の代表として議員活動ができることを経済的に保障している憲法の精神にそって判断すべきだと指摘し、同意を表明。「議員にかかわる経費の問題で国民の理解と納得が得られない最大の問題は、憲法違反の政党助成金だ」として、廃止の論議を本格的に始めるよう主張しました。

 


もどる

機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権:日本共産党中央委員会 
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp