2002年3月29日(金)「しんぶん赤旗」
全国建設労働組合総連合(全建総連)は二十八日、「医療保険改悪反対、建設国保の育成・強化、生活危機突破」をかかげ、東京・日比谷野外音楽堂で中央総決起大会を開きました。そろいのピンクのウインドブレーカー、ゼッケン姿の五十県連、組合から集まった五千七百人の建設労働者で通路までいっぱいになりました。
加藤忠由委員長は主催者あいさつで、「小泉首相に最初期待したが、小泉内閣の医療保険『改革』は働く者にだけ負担増を押しつけるもの」と批判。「ニセモノの構造改革には断固反対。当面、医療保険の改悪はどうしても阻止しなくてはならない」と訴えました。
医療保険改悪反対で一致している日本共産党、民主党、社民党、自由党の四野党の国会議員が多数参加し、各代表があいさつしました。
日本共産党の小沢和秋衆院議員は、「金権腐敗問題が次つぎ噴き出す小泉内閣を徹底的に追いつめ、医療保険改悪を阻止しよう」とのべ、大きな拍手を受けました。
参加者は、医療保険制度改悪反対、仕事と雇用の確保、有事法制の制定反対などの大会決議をあげ、国会までデモ行進しました。
山梨県で電気工事業を営む鈴木啓治さん(60)は、「小泉さんの医療改革は、病気になったら、病院にいかずに死ねというようなもの」と怒ります。
加藤紘一自民党元幹事長の地元の山形県から参加した男性は、「末端で実際に仕事をするものは、何重にもピンはねされて、もうけはほとんどありません。そのうえ、『加藤消費税』などといってピンはねされていたカラクリを知って、みんな怒っています」と話していました。
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