2002年3月29日(金)「しんぶん赤旗」
約七十人の学生や青年たちが二十八日、「日本育英会の奨学金制度を改悪しないで、もっと充実させて」と、国会で衆参の文部科学委員、文教科学委員に要請しました。日本民主青年同盟中央委員会と同東京都委員会などの主催です。
要請に先だち、日本共産党の佐々木憲昭衆院議員、林紀子参院議員と懇談。佐々木氏は、日本共産党による鈴木宗男・加藤紘一両議員の疑惑追及が野党共闘の前進に大きな役割を果たしたことを紹介し、「日本の将来をになう若いみなさんが展望をもってがんばってほしい」と激励しました。
林氏は、学費や奨学金問題での国会質問についてのべ、「奨学金制度の改悪は学ぶ権利を奪うもの。国民に必要な事業はきちんと残すべきだ」と強調しました。
神戸市の甲南大学四回生になる男子学生(22)は、「毎年五十人ぐらいが大学をやめていきます。学費を払わないとすぐに掲示板に張り出されます。入学試験で署名を呼びかけたら、受験生の親たちがピクッと足をとめて協力してくれました。親たちの目の色が違うんです。親を亡くして奨学金を受け始めたり、アルバイトばかりでしんどいという友達もいます。きょうの学習会で、奨学金の財源さえも食い物にしようとする自民党政治のひどさを知って、おおもとから政治を変えなきゃ、と実感しました」と語っていました。
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