日本共産党

2002年4月4日(木)「しんぶん赤旗」

ストップ有事法制

衆院議員会館前で20労組、宗教者ら集会

命を守れ憲法を守れ


写真

4・3国会行動「STOP! 有事法制」に参加した陸・海・空・港湾労組などの人たち。手前左はあいさつする穀田恵二国対委員長=3日、国会前

 小泉内閣が九日に法案提出をねらう有事立法をなんとしても撤回させようと三日、衆院第二議員会館前で「4・3国会行動『STOP! 有事法制』」(陸・海・空・港湾労組20団体、日本山妙法寺、平和を実現するキリスト者ネット主催)が行われました。「有事法制に反対」のポスターや横断幕をかかげた約六百人が道路を埋め、「命を守れ、憲法守れ」「国民を戦争に動員する有事立法反対」の声が国会周辺に響きました。道路をはさんだ歩道には、行動を見守る人垣ができました。

 集会では、十を超える宗教者、市民団体、労働組合などの代表がマイクを握りました。はじめに平和の祈りをささげた日本山妙法寺の武田隆雄さんは「宗教者も労働組合も、命を守り、大切にするという点で力を合わせましょう」とあいさつ。平和を実現するキリスト者ネットの小河義伸牧師が訴えました。

 労働者が次つぎ発言し、「先の戦争で船員徴用令で動員された船乗り六万五千人が犠牲となった。再び国民を戦争に動員する法律を許さない」(全日本海員組合)、「朝鮮戦争やベトナム戦争で港湾労働者は、アメリカ軍の荷役を手伝わされた。二度と戦争の被害者にも加害者にもならない」(全国港湾労働組合協議会)。全労協の藤崎良三議長も訴えました。

 若者を代表して「CHANCE!」の青年が「有事立法なんとかしなければという若者の気持ちは皆さんと同じ。対等に話をしていきましょう」と呼びかけると、参加者は拍手で応えました。日本消費者連盟の富山洋子さん、行動に参加した国民大運動実行委員会を代表して新婦人の高田公子副会長も訴えました。

 参加者が手拍子をしながら「命どぅ宝、命こそ宝」と元気に唱和。「有事法制はノー」「平和憲法を守れ」と声を上げながらのウエーブが、何度も繰り返されました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長、沖縄社会大衆党の島袋宗康参院議員、無所属の川田悦子衆院議員が連帯のあいさつをしました。

 


もどる

機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp