日本共産党

2002年4月7日(日)「しんぶん赤旗」

「政治とカネ」、秘書給与問題…

ラジオ日本で 志位委員長語る


 日本共産党の志位和夫委員長は、六日朝放送の「ラジオ日本」(本社・横浜市)の番組に出演し、横浜市長選の結果と京都府知事選の問題、加藤紘一自民党元幹事長と鈴木宗男衆院議員の疑惑、秘書給与問題、BSE(狂牛病)調査検討委員会の最終報告書などについて、政治評論家の長野すけなり氏のインタビューにこたえました。

 このなかで志位氏は、横浜市長選結果について「自民、公明を中心とした相乗り陣営の敗北は、いまひじょうに深いところで動いている国民の民意を反映したものとして、大事な結果だった」と指摘。日本共産党以外の「オール与党」相乗りの構図の京都府知事選も、「大激戦になっているが、ぜひ勝利をかちとりたい」と決意を表明しました。

 鈴木、加藤両議員の疑惑に関連して、公共事業の受注企業との献金規制問題について問われた志位氏は、「二人の事件は、どちらも公共事業を食い物にしていた共通項がありますが、公共事業についていうと、税金でやっている仕事であるわけですから、公共事業受注企業から献金を受け取ってはならないということは当たり前のことで、私たちは、すぐにやるべきだということをかねてから主張してきました」と強調しました。

 そのうえで「問題は公共事業だけではなく、製薬会社から巨額の献金をもらって、その見返りに日本の薬価が世界一高いままで、ものすごいもうけを確保している、この構図は変わらない。どの分野でも企業献金自体が政治をゆがめている。企業献金自体の禁止に踏み切らないと、問題の根は断てないと思います」と指摘しました。

 辻元清美前議員(社民党)の秘書給与問題に関連して政策秘書の見直しについて問われた志位氏は、「私たちは、公設秘書は、政策秘書だけでなく第一公設秘書も第二公設秘書も、すべてが議員と議員団の立法、政策活動の補佐にあたることを主たる任務にすべきだと思います」とのべ、「すべての秘書が政策秘書の役割を果たすという方向での見直しが必要です」と提起しました。

 志位氏は十三日にも同番組に出演する予定です。

 


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