2002年4月7日(日)「しんぶん赤旗」
全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は六日までに、同会がよびかけた有事法制問題・各界アピールに賛同した四十三氏の氏名とメッセージを発表しました。アピールは「私たちは、有事法制に憂慮を深めています。平和、人権、自由を守る国民的な世論を切望します」と訴えています。
賛同者は、五十嵐めぐみ(女優)、池辺晋一郎(作曲家)、石川真澄(桜美林大学教授)、大路恵美(女優)、岡部伊都子(エッセイスト)、加藤剛(俳優)、観世栄夫(能楽師)、小林亜星(作曲家)、佐藤慶(俳優)、宗左近(詩人)、野中ともよ(ジャーナリスト)、降旗康男(映画監督)、無着成恭(教育評論家)、山崎朋子(女性史研究家)の各氏ら各界で活躍する四十三氏。
「人類が、歴史に学ぶことを知っているとすれば、この法制は信じられない愚行です」(池辺氏)、「戦前への道を進まず、アメリカから離れた平和な世界人類の一員となりたい」(岡部氏)、「憲法を守ることは今、最高の『合法』活動です。『非合法』活動になる日のことをおそれずにはいられません」(加藤氏)、「いつか来た道歩むまじ」(小林氏)と、有事立法に反対する思いを込めたメッセージを寄せています。