日本共産党

2002年4月8日(月)「しんぶん赤旗」

“患者負担増やさないで”

423議会が意見書 民医連調べ


 小泉「医療改革」にたいして「患者・国民に負担増を行わないこと」とする意見書を国に提出した地方議会が四百二十三議会(4面に表)にのぼることが、全日本民主医療機関連合会の調べ(四月四日時点)でわかりました。

 昨年十二月議会と今年の三月議会において地域の社会保障推進協議会や労働組合などから、「医療改悪反対」の意見書を国に提出することを求める請願について、採択が三百九十議会、趣旨採択が三十三議会、計四百二十三議会ありました。

 岩手県議会では三月二十六日、「勤労者の保険料および一部負担、高額療養等の自己負担限度額、ならびに老人医療の対象年齢および一部負担について、引き上げを行わないこと」とする意見書を、衆参両院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣にたいして、県議会議長名で提出しました。

 兵庫県明石市議会では、「医療制度改革と称して大幅な患者負担増を盛り込んだ法案」が実施されれば、「患者負担増から、高齢者を初めとして、ますます受診を手控える」と指摘し、「このような受診抑制は、病気の早期発見・早期治療を困難にし、病気の悪化・進行を招き、逆に総医療費の増加が危ぐされる」とする意見書を三月二十五日に採択しました。

 


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