日本共産党

2002年4月8日(月)「しんぶん赤旗」

今週の国会

疑惑の徹底解明は急務

10日に今国会初の党首討論


 国会では、衆院予算委員会で八日に加藤紘一(元自民党幹事長)、鹿野道彦(前民主党副代表)両衆院議員に対する参考人質疑が行われます。十日には、議員辞職した辻元清美氏(前社民党政審会長)への参考人質疑が予定されています。参考人質疑を踏まえ、加藤、鹿野両氏の証人喚問や議員辞職問題が改めて浮上するのは必至です。

 辻元氏には、「名義借り」による秘書給与の詐取疑惑がかけられています。辻元氏に問題となった秘書を紹介したのが土井たか子社民党党首の秘書だったことも明らかになっており、「名義借り」の助言を受けたかどうかなども焦点です。日ロ領土問題で対ロ秘密会談を行い、二重外交で国益を損なったという重大な疑惑が明らかとなっている鈴木宗男衆院議員の再喚問と議員辞職も引き続き問題となります。

 十日には、今国会初めての党首討論が行われ、日本共産党の志位和夫委員長が小泉首相と論戦を交わします。

 政府・与党が九日にも趣旨説明・審議入りを狙っていた医療改悪法案は、四野党が廃案に追い込むことで一致。九日の審議入りは見送られました。審議入りの日程をめぐり、今週も攻防が続きます。

 十六日に国会への提出が狙われている有事法制関連法案では、八日に与党緊急事態法制協議会が開かれ、政府が法案要綱を示す予定です。

 


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