2002年4月14日(日)「しんぶん赤旗」
「戦争に協力なんかしたくない」と訴えながら行進するピースウオーク参加の青年たち=13日、東京・渋谷区 |
「ねえ、ねえ、君も歩こうよ」「じゃあ、私も」。十三日、東京・渋谷区で百人以上の青年が「テロも、報復戦争も、有事法制も絶対にイヤです」と平和の行進(ピースウオーク)をしました。途中十人以上の青年が次々と飛び入り参加しました。
専門学校に通う富井こずえさん(18)も、飛び入りで参加した一人。テロと報復戦争に反対する署名に応じた後、思いきって実行委員に声をかけ、参加することに。「平和ってあまり身近に思われていないですよね。でも、他人に優しくすることが平和につながるんだと思う」と最後まで行進しました。「音楽の勉強をしているので歌で平和とか表現していければいいな」と語っていました。
ビラを配り、プラカードや横断幕を持って行進する青年たち。沿道からも手を振って励ます姿があちこちで見られました。行進を見ていた女性(31)=高校教師=は「時事問題の有事法制も授業でとりあげないわけにはいかない。子どもたちも平和問題は素直に聞いているようです。教え子たちを戦場に送り出したくはないです。勇気を出して行進しているみなさんに期待します」と話しました。
ピースウオークは同実行委員会と4・20ワシントン平和大行進訪問団などが主催したものです。行進の前には渋谷駅前で署名とシール投票を集め、有事法制反対をアピールしました。