2002年4月16日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は十五日収録したCSテレビ朝日ニュースターの番組「各党はいま」(十六日放送予定)のなかで、官房機密費が党略的・私的に流用されていることが明らかになったことをふまえ、小泉純一郎首相に対し「首相官邸にかけられた疑惑であり、きちんとした対応を求めたい」と強調しました。
このなかで志位氏は、首相に対して(1)機密費の実態の全容の公開(2)機密費の党略的・私的流用は今後おこなわない(3)外務省から官邸への「上納」問題の調査、公表を求めていると説明。
志位氏は、そのうえで、首相が「十年前のことは覚えていない」としていることに、「十年前であろうと、まず調べましょう、というのが総理の態度でなくてはならないはずだ」と指摘。福田康夫官房長官も「調べようがない」とのべていることをあげ、「首相も官房長官も、この間の一連の疑惑については、疑惑がかけられたら自ら説明することが必要だといってきた。いまは首相官邸に深刻な疑惑がかかっている。“知りません”“記憶にありません”ということで逃げられるということでは到底なく、きちんとした対応を首相に求めたい」とのべました。