日本共産党

2002年4月19日(金)「しんぶん赤旗」

六大架橋プロジェクト

「中止もふくめ調査」

衆院連合審査 瀬古議員に扇国交相答弁


 扇千景国土交通相は十八日、東京湾口道路、伊勢湾口道路など、日本列島に六本の巨大橋を架ける海峡横断プロジェクト(六大架橋)の今年度予算の調査費について、「中止すべきかどうかの検討」も含めたものだとのべました。道路関係四公団民営化推進委員会設置法案に関する衆院内閣委員会と国土交通委員会の連合審査で、日本共産党の瀬古由起子議員の質問に答弁しました。

 今年度予算で六大架橋につけられている調査費は五億五千二百万円です。瀬古氏は、「問題は何に使われているのか一切公表されていないことだ」と指摘。伊勢湾口道路計画では、三重県も今年度予算で一億円の調査費を計上しているのに、国が調査内容を公表しないため県も公表していないことや、同道路の採算ベースについて「通行料五千円で一日四万台の交通量」という試算もあることを紹介。調査資料の公表を求めるとともに、「計画の中止もありうるのか」と迫りました。

 扇国交相は「調査をとりまとめる場合は、国民のコンセンサス、地方の意見をふまえるべきだ」とのべ、「中止するかどうかも調査している」と答えました。調査資料の公表については明言しませんでした。

 


もどる

機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp