2002年4月20日(土)「しんぶん赤旗」
「有事法制化阻止福岡県集会実行委員会」主催の「福岡集会」が十九日、福岡市・警固公園で開かれました。集会後に繁華街をデモ行進。参加者は、「戦争国家法案」提出に抗議するとともに、反対運動を強化していく決意を固めました。
集会には労働組合や民主団体、日本共産党などから三百人が参加。主催者の西嶋正男実行委員長(県労連議長)は「有事法制を廃案・阻止するまで全力でたたかい抜こう」と呼びかけました。
宗教者や看護婦ら四人が連帯・決意を表明。このなかで、米軍板付基地もある民間の福岡空港で働くパイロット、整備士などの各労組で構成する片岡稔・航空連福岡地連議長は「乗客の命を危険にさらす民間空港の軍事利用に断固反対する。有事法制反対の一点で固く結束し、平和な航空輸送を守るために頑張る」と決意を語りました。
私立大学の女子大生(四年、二十二歳)は「看護婦をめざす友人が戦争に加担させられるかもしれない。有事法制化は私にも身近な問題。何としても阻止しなくては―」と言葉に力を込めました。