2002年4月23日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党国会議員団の健保改悪阻止論戦チームは二十二日、参院議員会館で関係団体と懇談し、必ず廃案に追い込もうと意見を交換しました。論戦チーム責任者の小沢和秋衆院議員は「健保改悪を阻止するために、どのような論戦が効果的か、国会の内外で力を合わせていきたい」とあいさつ。
全国保険医団体連合会(保団連)の室生昇会長は「四月からの診療報酬の引き下げと健保改悪では往復ビンタ。一九九七年に健保本人負担が一割から二割になって以降、病状が悪化するまで病院にかかれない状況が広がっている」と、医療現場の現状を報告しました。
全日本民医連の永田勝美事務局長は「九七年の医療改悪のときより早いペースで反対署名が集まっている」と運動の広がりを報告しました。
中央社保協の相野谷安孝事務局次長は、健保本人三割負担では安心できる保険制度とはいえない、国保証とりあげ世帯が百万を超え「皆保険」制度そのものが崩壊しつつある、中小企業にも大変な負担を押しつけるものだと指摘。「実態に基づいて、健保改悪の無法を明らかにしたい」と語りました。懇談には、全労連、日本医労連、全日本民医連、保団連、日本生協連医療部会、中央社保協の代表が参加。日本共産党からは、児玉健次、木島日出夫、佐々木憲昭各衆院議員、井上美代、大沢辰美、紙智子、小池晃、八田ひろ子各参院議員が出席しました。