日本共産党

2002年4月23日(火)「しんぶん赤旗」

国立大独法化

大学評価に「懸念」

石井副委員長と懇談

横浜国大学長が表明


 日本共産党の石井郁子衆院議員・副委員長は二十二日、横浜国立大学(横浜市)を訪れ、教員養成系学部の改革や国立大学の独立行政法人化問題で板垣浩学長らと懇談しました。この懇談には、大学から若杉隆平、井上誠一両副学長、日本共産党の畑野君枝参院議員の秘書も同席しました。

 石井議員は、二十日に発表した日本共産党の大学改革提案を板垣学長に手渡して、「大学側の問題や要望を率直に聞いて、国政に生かしたい」とあいさつしました。

 板垣学長は、国立大学独法化「最終報告」について、「一番懸念しているのは、評価方法が確立しないまま、評価委員会が大学の研究を評価すること」と指摘し、「法人化で授業料を上げることになれば、学生はこなくなる」と心配の念を表明しました。

 教員養成系学部の改革について「真剣に議論している最中だが、方向がはっきり見えず大変なところだ」とのべました。

 石井議員は、期限付きで「改革」を迫る文部科学省のやり方を批判しつつ、「大学が自主的に議論することが大切で、拙速はいけない。学ぶことを求める国民の思いが十分受け入れられる大学にするよう全力でサポートしたい」とのべました。

 その後、同大学教職員組合とも懇談をもちました。

 


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