2002年4月25日(木)「しんぶん赤旗」
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健保本人の自己負担を二割から三割にするなど、国民すべてに痛みを押しつける健保改悪法案が衆院厚労委員会で審議入りした二十四日、国会周辺には「国民の命と健康を奪う医療改悪やめろ! 有事法制反対!」の声が響きました。中央社会保障推進協議会(中央社保協)は同日、東京都内で緊急活動者会議を開きました。
中央社保協と全国労働組合総連合が午前中から取り組んだ国会前座り込みに、昼には国民大運動実行委員会の人たちが合流。山形や沖縄など、全国から五百人が詰めかけました。
沖縄県民医連の内間均事務局次長が「小泉内閣は、片手に国民を戦争に総動員する有事法制、片手に国民の命削る医療改悪を掲げている。戦争がおこれば沖縄は真っ先に動員される。絶対に阻止したい」と訴えました。
中央社保協の緊急活動者会議では、堀幾雄事務局長が、医療改悪に反対する署名が約二千五百万に達し、自治体の意見書も五百をこえるなど運動は国民的規模の広がりを示していると報告。宣伝、署名活動や共同のたたかいをさらに広げ、すべての国会議員に法案への態度を問い、国民の怒りをぶつけるアンケート運動をすすめ国会内の力関係を変えるとりくみを全国各地でくり広げようとよびかけました。
国会前座り込みでは、日本共産党の春名直章、無所属の川田悦子両衆院議員が激励。中央社保協の活動者会議では、日本共産党の小池晃参院議員が国会情勢を報告しました。