2002年4月25日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党の松本善明議員は二十四日の衆院外務委員会で、川口順子外相に、戦争国家法案の発動対象である「武力攻撃事態」の認識をただしました。松本氏は現在の国際情勢で、日本が他国から武力攻撃される事態が考えられないと指摘。ロシア、北朝鮮、中国の軍事力や脅威の可能性をどう見るか尋ねたのに対し、川口外相は「一般論として現在、武力攻撃の差し迫った脅威はない」と繰り返しました。
また、自衛隊法一〇三条改悪で、防衛出動時の医療、土木建築、輸送業者に対する業務従事命令の場所や期間に条文上、限界がないとして「外国もあり得るのか」と質問。防衛庁の守屋武昌防衛局長は「外国でやることは考えていない」と答弁しました。