2002年4月29日(月)「しんぶん赤旗」
日本共産党の筆坂秀世書記局長代行は、二十八日投開票された徳島県知事選、参院新潟補選、衆院和歌山二区補選の結果について、次のような談話を発表しました。
一、全国注視のもとでたたかわれた参院新潟補選・衆院和歌山二区補選と徳島県知事選において、自民党陣営は、徳島県知事選と参院新潟補選で敗北した。
一、徳島県知事選では、金権・腐敗の政治から県民が誇れる県政に、大型開発・ムダづかいにストップをかけ、くらし・福祉・教育を大切にする県政に、という県民の良識が示された。わが党は、「徳島を愛そう!勝手連県民ネットワーク」に参加する県民のみなさんとの共同をひろげ、大田正知事誕生に貢献できたことを心から喜ぶものである。
一、参院新潟補選、衆院和歌山二区補選の結果は、鈴木・加藤疑惑と機密費問題などの政治腐敗への有権者の怒り、国会で大問題となっている医療大改悪と有事立法制定策動への有権者のきびしい批判を示している。自民・公明・保守三党が推薦した候補者の得票は、昨年の参院比例の三党合計票に対し、参院新潟補選で54%、当選した衆院和歌山二区補選でも85%にとどまっている。
わが党は、当選には及ばなかったものの、自民党政治を鋭く告発し、選挙戦の争点を鮮明にしてたたかった。参院新潟補選・衆院和歌山二区補選とも、わが党候補は、昨年参院選挙での比例票を得票・率とも上回り、参院新潟補選では、新潟におけるあらゆる国政選挙で最高の得票率を獲得した。
一、わが党は、ひきつづき憲法と平和を守りぬき、清潔で国民のくらしを応援する政治への転換をめざして奮闘する。