日本共産党

2002年5月4日(土)「しんぶん赤旗」

違憲の有事法制許すな

日本共産党 憲法記念の街頭演説


 「平和憲法に真っ向から対立する『戦争国家法案』は断じて許せません」――憲法施行五十五周年を迎えた三日、日本共産党は東京・新宿駅東口で記念街頭演説をしました。

 井上美代参院議員と春名真章衆院議員、坂井希日本民主青年同盟委員長が訴えました。司会は、大山とも子東京都議。

 「日本の進路を決めるのは若い世代の私たち。行動を一緒に起こそう」と呼びかけた坂井氏。戦争を放棄した憲法を持つ日本が、アメリカの無法な介入戦争に協力し、国民をそれにかり出すことになる有事法制の問題点をあげました。

 井上氏は「二十一世紀を命が大事にされ、人権が尊ばれ、戦争のない世紀にしましょう。子どもたちに銃を持たせてはなりません」と訴え。小学生のときに敗戦を迎え、学校施設を国に収用された経験にふれ、戦争協力を強制される法案の阻止を呼びかけました。

 春名氏は「自らの疑惑にふたをしたまま、悪法を通そうとする自民党に政治を語る資格はない」「良心から戦争に反対する国民が犯罪人にされてしまう、こんなひどい法律はない」と訴えました。

 石川県から遊びに来たという野田正人さん(28)は、演説を聞いて「戦争国家法案」が国会に提出されていることを知りびっくり。「小泉首相ならアメリカの戦争にどんどん協力すると言い出しかねません」と署名用紙に名を連ねました。

 青梅市からデートに来たという男性(15)も「戦争に協力させられるのはいやだ」と署名。宮崎県から来たという夫婦も署名に応じました。

 


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