2002年5月18日(土)「しんぶん赤旗」
日本共産党の松本善明議員は、十七日の衆院外務委員会で、中国・瀋陽総領事館事件に関連して、北朝鮮脱出者への対応問題について、外務省の姿勢をただしました。
外務省の小野正昭領事移住部長は十六日、北朝鮮脱出者とみられる人について、中国側警察が日本側大使館、総領事館に通報・照会することが「期待される」と国会答弁しています。
松本議員は「(中国側警察が)必ず日本側に照会すると確認できるか。確認できれば今回のような駆け込みはないのではないか」と質問。小野部長は「個別のケースごとの対応がありうる」と述べ、明確な答弁を避けました。
北朝鮮から「不法入国」した住民が総領事館に入ろうとした場合、「不審者」と判断されるのかとの松本氏の質問に、川口順子外相は「不法入国した人は、どこの国の人であれ、身元証明の書類を見せるようなときに、提出できなければ、『不審者』として扱われる」と述べました。
松本氏は、脱出者五人が連行された直後、総領事館の査証担当副領事が、遼寧省外事弁公室に電話したことについて、中国側は感謝の表明だったとし、日本側は抗議の電話だったとしている問題について質問。この電話について十三日に外務省の発表した調査報告からなぜ漏れていたのかとただしました。川口外相は「十六日の夜になって分かったためだ」と述べました。