日本共産党

2002年5月22日(水)「しんぶん赤旗」

有事法案 緊迫の国会前で行動

“危険な中身すぐ仲間に伝えたい”


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「すべての命をまっとうできる社会を。宗教・思想・信条の違いを超えて有事法制に反対しましょう」と訴える仏教者=21日、国会前

 市民団体、労働組合、宗教者などでつくる「STOP! 有事法制5・24大集会」実行委員会は二十一日、国会前で集会を行い、約百人の参加者が「有事法制反対の一点で共同を広げましょう」と訴えました。

 「許すな! 憲法改悪・市民連絡会」の高田健事務局次長は、与党が二十七日に公聴会を強行し、今月中の衆院通過を狙っている緊迫した国会情勢に触れ、「数の力で押し通すのは民主主義ではない。希代の悪法を絶対に通さないため、5・24大集会を何としても成功させよう」と呼びかけました。

 「かつてキリスト者は戦争に協力した。再び同じ罪を犯すわけにはいかない」(キリスト者平和ネット)、「まじめに働いている者を戦争にかりだす法案に反対する、かつてない大きな運動をつくりだしたい。『こんな政権に明日はない』という声を広げ、有事法制をたたきつぶすことで、国際社会で名誉ある地位を占めたい」(航空連)などの決意表明が続きました。日本共産党と社民党の国会議員がかけつけ、日本共産党からは赤嶺政賢衆院議員が激励のあいさつをしました。

 民間航空の客室乗務員をしている神野知子さん(27)は同僚に有事法制の危険性を知らせています。「法案の中身を知ると『そんなに怖い法案なの』『自分たちにかかわってくるなんて』と共感が広がります。まだまだ知らない人も多いので、多くの仲間に伝えていきたい」と話しました。

 「有事法制は許さない! 運動推進連絡センター」も、六十人が集まり議員要請や国会傍聴を行いました。

 


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