2002年5月24日(金)「しんぶん赤旗」
長野県の田中康夫知事は二十三日、県庁内で知事会見し、改めて、有事法制は市民の生命・財産を守る手立てがなく米軍のみフリーハンドの属米・従米であり反対との立場を表明。「中南信はじめいくつかの議会で反対の意見書が決議されており、私と同じ思いの方々が市町村段階でいることは県民として頼もしく誇らしい」と述べました。
さらに「緊急に開会し論議した町村もあり、県議会がどう判断するか県民は注目している。県議会も反対表明することは一県民として望ましいと思う」と述べました。
報道などでの法案成立の日程記事についても、「市民の判断を惑わすアナウンス効果になる」と批判しました。
県内では二十日の喬木、坂北両村に続いて、二十三日には南牧村でも全会一致で反対意見書を可決。高森町では二十二日に臨時議会を開き反対の方向で意見書をまとめることを決めました。