2002年5月30日(木)「しんぶん赤旗」
今国会に提出されている有事三法案や医療改悪案の廃案をもとめて二十九日、全労連、連合、全労協、航空労組連絡会がそれぞれ国会前に座り込みました。全建総連は医療改悪反対を訴えて座り込み。衆院第二議員会館前から参院議員会館前までの歩道約二百七十メートルには、二重三重の人の列と色とりどりの組合旗や横断幕などが連なりました。
全労連・国民春闘共闘委員会、中央社保協、「有事法制は許さない! 運動推進連絡センター」などは、午前十時前から参院議員会館前の歩道に座り込みをはじめました。正午すぎには五百人を数えました。
全労連の坂内三夫事務局長が「小泉内閣の支持率が急落している。有事法制や医療改悪などの悪法を阻止し、小泉内閣退陣をかかげて世論と運動をさらに広げよう」とあいさつ。全教の松村忠臣委員長、国公労連の堀口士郎委員長らが次つぎに決意を表明しました。
日本共産党の穀田恵二国会対策委員長が国会情勢報告を兼ねてあいさつしました。
連合が座り込んだ衆院第二議員会館前は、組合員九百人であふれ返りました。
あいさつした草野忠義事務局長は、有事関連法案について「中身は何もない。国民の権利がいかに制限されるか、まったく触れられていない。今国会における法案の成立を断固阻止、全力でたたかいたい」と発言。健保法改悪法案は「今国会の最重要課題、絶対阻止へ」とよびかけました。