2002年6月5日(水)「しんぶん赤旗」
日本共産党の畑野君枝議員は、四日の参院文教科学委員会で、サッカー・ワールドカップ日韓大会会場の観客席に大量の空席が生まれている問題について、主催国日本の政府として、早急な解決のため努力するよう求めました。
畑野氏は、三日までに日本で開催された五試合だけですでに五万席近い空席が出ていることを指摘。「四日開催の日本戦で大量の空席が出た場合、運営上の失態にもなる」と述べ、政府としての事態解決に向けた努力を要求しました。
文科省の岸田文雄副大臣は「多数の空席が発生したことは大変残念。関係者に対し、強く善処を求めていかなければならない」としたうえで「文部科学省としても、引き続き関係者に働きかけ、国民が納得できる形で対応してもらわなければならないと考えている」と答弁。遠山敦子文科相は「さらに知恵を絞ってできるだけのことはやっていきたい」と述べました。