2002年6月6日(木)「しんぶん赤旗」
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有事法案の廃案を求め、大阪弁護士会所属の弁護士ら四百人が五日正午すぎ、炎天のなか、「STOP有事法案」「有事三法案に反対です」などのプラカードや横断幕をもって、大阪市北区の御堂筋など昼休みのオフィス街を行進しました。
大阪弁護士会の主催で、この問題での弁護士会独自のデモ行進は全国初。大阪弁護士会としては十七年ぶりです。
行進に先立ち、あいさつした実行委員長の佐伯照道会長は、「有事法案は、国民の基本的人権の侵害が予想され、自衛権の範囲もきわめてあいまい。この国会で廃案にもちこんでいきたい」とのべました。
沖縄弁護士会は五日、国会で審議中の有事関連三法案について、廃案を求める声明を発表しました。
声明は、太平洋戦争末期の沖縄戦に触れ、「日本軍は戦闘行動の準備、遂行の名の下に住民の財産を奪い、米軍から住民の生命を守らなかった。自衛隊は米軍施設は守っても住民の生命・財産は守ってくれないのではないかと不安を抱く県民は多い」と強調しています。