2002年6月7日(金)「しんぶん赤旗」
女性の憲法年連絡会(日本YWCA、日本婦人団体連合会、全労連女性部など三十五団体)は六日、国会前で「有事法制を廃案に」「憲法九条を守りぬこう」とリレートークを行い、各地から集まった約四百人がこぶしをあげました。
連絡会呼びかけ人の中村方子さん(中央大学名誉教授)が、「私はいつも憲法を持ち歩いている。世界に誇る憲法九条を守り続けるために、力を合わせてがんばろう」と訴えると、女性たちは手を振ってこたえました。
新日本婦人の会会長の井上美代さん(日本共産党参院議員)が、「櫛田ふきさんの『沈黙は共犯』との言葉を思い出す。憲法を守るために声をあげ、有事法制を阻止しましょう」とあいさつ。「世論調査でも、有事法制反対は女性が多い。女性が世論を動かしている」(全教女性部)、「日弁連も廃案を求めている。民主主義を奪う有事法制に、弁護士として女性として反対を貫く」(自由法曹団)など、発言が続きました。
新幹線で駆けつけた新婦人京都府本部の榊原陽子さん(52)は、「息子をもつ会員の『徴兵制の危険を感じる。絶対に廃案に』との思いを伝えにきました。女性が声あげんのやったら平和は守れへんのや」と語りました。
日本共産党の岩佐恵美、紙智子、八田ひろ子、西山とき子各参院議員、瀬古由起子衆院議員、無所属の川田悦子衆院議員が激励。参加者は、すべての女性議員と有事法制特別委員会の委員の議員に要請を行いました。