2002年6月9日(日)「しんぶん赤旗」
政府は八日、テロ特措法に基づいて、インド洋への第四次自衛隊艦船派遣を強行。
長崎県佐世保市の佐世保基地からは、補給艦「はまな」が出港しました。
前畑ふ頭では午前九時半から、「有事法制反対佐世保連絡会」(山下千秋代表)のメンバーら約三十人が抗議集会。出港していく「はまな」を前に、「自衛隊海外派兵に反対」「憲法九条守れ」「有事法制許さんぞ」とシュプレヒコールを繰り返しました。
山下代表は、「なぜ、いまの時期に自衛隊艦船派遣なのか。アフガンに必要なのは、復興支援であり、弾薬や燃料ではない」とのべ、「派遣の本当のねらいは、アフガン後の次の戦争、イラク攻撃にまで自衛隊の米軍支援活動をつなげることだ」と指摘。自衛隊の武力行使に道を開く有事法案の現実の危険を示す行動であり、同法案はなんとしても廃案にしなくてはならないとのべました。
同県では現在、長崎港にも、アフガニスタンの軍事作戦に参加した米海軍のミサイル駆逐艦「カーティス・ウィルバー」が寄港中。