2002年6月10日(月)「しんぶん赤旗」
小泉内閣の支持率が続落し、有事法制三法案など政府・与党が国会会期を延長して通そうとしている「重要法案」に国民の多くが反対していることが、九日放送のテレビ朝日系「サンデープロジェクト」の世論調査結果で明らかになりました。
七、八の両日おこなった緊急電話調査(有効回答五百人)で、小泉内閣の支持率は35・6%で、支持・不支持が逆転した前回四月調査より7・2ポイント低下、不支持率は48・0%で2・0ポイント増加しました。
法案への賛否では、「個人情報保護」法案、有事法案、医療改悪法案は、いずれも「反対」が五割台で、「賛成」の二割台を大きく上回りました。郵政関連法案では賛成がわずかに上回っています。
「非核三原則」見直し問題で、福田康夫官房長官の辞任については、「すべき」が52・2%で、「すべきでない」の33・2%を大幅に上回りました。防衛庁リスト問題で、中谷元・防衛庁長官の辞任についても「すべき」が51・0%にたいし、「すべきでない」は35・4%でした。