2002年6月13日(木)「しんぶん赤旗」
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十二日、東京都内で「有事法制にレッドカード!全国学生アピール行動」がおこなわれました。全国から集まった学生は学習会、議員要請、パレードなど多彩に行動しました。
長野県から参加した増沢彩絵子(さえこ)さん(26)=看護学生=は、「絶対に与党の悪い人たちの思い通りにはさせないぞ」と力を込めます。地元の平和サークルで一万人以上から署名を集めてきたという増沢さん。「看護師を目指す者としてひとごとではありません。国会が延長されようとも毎週のように国会に来て、廃案まで頑張りたい」
学生二百人から署名を集めたという塚田晋一郎さん(21)=大学四年生=は、「日本が戦争しようとしてるんだ、人権侵害の法案なんだ、と説明すると『マジですか』とかいいながら署名してくれる。今が正念場です」と話しました。
同日、東京大学でも学生や教職員でつくる「有事法制に物申す!Todaiネット」が呼びかけたピースウオークが行われ、手に手にプラカードを持った二十人余りが手拍子でシュプレヒコールを盛り上げながら、駒場キャンパスから渋谷駅まで歩きました。
同ネットは有事法制に反対するアピールを発表し、これまでに学生・教職員あわせて百五十人余りから賛同が寄せられています。