2002年6月18日(火)「しんぶん赤旗」
小泉純一郎首相は十七日午前、首相官邸で公明党の神崎武法代表、保守党の野田毅党首と会談し、医療改悪法案などの悪法成立をはかるため、十九日で会期切れとなる今国会を七月三十一日まで四十二日間延長する方針を決めました。与党側は、会期延長について十九日の衆院本会議議決を狙っています。
延長後の国会で政府・与党は、医療改悪法案と郵政関連法案の成立を強行する構え。有事法制三法案とメディア規制の個人情報保護法案についても、小泉首相は「全法案成立するよう全力をつくす」とのべ、成立を断念していません。
会期の延長幅確定を受け、自民党内では今後、国会終了後の内閣改造・自民党役員人事をめぐる駆け引きが活発化しそうです。