日本共産党

2002年6月19日(水)「しんぶん赤旗」

会期延長の議決には欠席

日本共産党 穀田国対委員長が表明


 日本共産党の穀田恵二国対委員長は十八日夜、国会内で記者会見し、与党が十九日の衆院本会議で会期延長と鈴木宗男衆院議員の逮捕許諾請求をあわせて議決しようとしていることについて、「抗議の意思を表明する立場から会期延長の議決には日本共産党として欠席する」と態度を表明しました。許諾請求の議決には出席し、賛成します。

 穀田氏は十九日の国会対応について、(1)防衛庁リスト調査報告書の隠ぺいと虚偽報告で、事実関係と責任の所在が明らかにされない限り、いかなる国会審議にも応じないとした十二日の四野党書記局長・幹事長会談の確認事項(2)許諾請求の対応と「国会正常化」の問題は別に扱うとした野党国対委員長会談の確認――にもとづいて行動すると述べました。

 穀田氏は、与党側が十八日に野党各党に示した提案は、一方的に会期延長を主張するだけだと強調。防衛庁リスト問題で何の態度表明も行わず、二十日の本会議で医療改悪法案の採決を押しつけるのは認めがたいと批判しました。

 


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