日本共産党

2002年6月20日(木)「しんぶん赤旗」

「政治と金」問題 最優先で4つの悪法廃案へ全力

延長国会

志位委員長が会見で強調


 日本共産党の志位和夫委員長は十九日、国会内で記者会見し、鈴木宗男衆院議員の逮捕、与党による国会会期の延長強行という新しい局面にたって、延長国会にのぞむ党の態度についてのべました。


 志位氏は、防衛庁リスト問題で国会と政府の正常な関係が壊され、加えて与党が一方的に医療改悪法案の委員会採決を強行するなかで、与党が会期延長という暴挙を強行したことをきびしく批判。そのうえで、政府が延長国会で成立をねらう有事法案、医療改悪法案、個人情報保護法案、郵政関連法案の四大悪法について、「首相の公式の立場は四つとも通すという立場だから、どれも手を緩めず、追撃し、すべて廃案に追い込みたい」とのべ、四大悪法廃案へ最後まで力を尽くす決意をのべました。

 このなかで有事法案については、強行はもちろん、継続審議も許さない、廃案に追い込んださい、後に火種を残すようなことも許さず、策動の息の根を止めるところまでがんばりたいとのべました。

 志位氏はまた、鈴木氏の逮捕について、「国会での追及と国民世論が政治悪をここまで追い込んだという点で重要な一歩前進」と強調。今後司直の捜査とともに、国会が真相究明と責任追及を新しい段階にたって進める必要があるとして、延長国会で「政治とカネ」の問題を最優先でとりくむべきだと主張しました。疑惑の徹底解明と同時に、野党提出の公共事業受注企業からの献金禁止法案を成立させることの重要性をとくに強調しました。

 


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