2002年6月24日(月)「しんぶん赤旗」
医療改悪法案の参院審議入りを前に二十二、二十三の両日、中央社会保障推進協議会は千葉県佐倉市で第四十六回総会を開き、「国民的大運動を展開し、医療大改悪法案の廃案めざしてたたかう」方針を採択しました。
方針は、医療改悪の内容を宣伝カーや、地方紙への広告、ラジオスポットも使って宣伝し広範な国民との対話を広げようと強調。自治体や国会議員への働きかけ、一千万筆の署名や国会行動の成功、大規模な全国集会を開く方針を提起し、立場の違いを超えた共同を広げ「火種を残さず葬り去ろう」と総決起を呼びかけています。
鮫島千秋代表が、「医療大改悪法案の廃案めざし全力をつくそう」とあいさつ。堀幾雄事務局長が、運動方針を提案し討論。「出前説明会は、創価学会の支部や社民党地方議員、長寿会などからもお呼びがかかり、署名が広がっている」(富山)、「連日の国会前の座り込みに共感が広がっている」(東京)との発言が相次ぎ、廃案への強い決意が示されました。二百八十四に広がった地域社保協をさらに全国に広げ、草の根からの運動を強めようと確認しました。
鮫島代表と堀事務局長が退任し、高柳新氏ら五人の代表委員、山田稔事務局長ら新役員を選出。日本共産党の小池晃参院議員が国会報告し、川田悦子衆院議員(無所属)がメッセージを寄せました。