日本共産党

2002年6月29日(土)「しんぶん赤旗」

力合わせ四大悪法廃案へ

穀田国対委員長が連帯あいさつ


 日本共産党の穀田恵二国対委員長は二十八日、衆院議員会館で開かれた「有事法制廃案をめざす国会大行動・交流決起集会」に党国会議員団を代表して連帯あいさつし、この間の国会情勢と今後のたたかいについて報告しました。

 穀田氏は、政府・与党が「重要法案」と位置付けた有事法案、医療改悪法案、郵政関連法案、個人情報保護法案どれ一つも会期内に通させなかったことに確信をもとうと訴えました。

 その力は「国民世論と運動の広がりであり、さまざまなたたかいを合流させてとりくんだから」と強調。有事法案のボロボロぶりを明らかにし、医療費の国民負担増の根拠を崩してきた日本共産党の論戦も紹介しながら、四大悪法廃案で力をあわせようと呼びかけました。

 今後のたたかいで穀田氏は、「有事法案を与党はあきらめたという楽観論、医療改悪法案は通されそうだという悲観論のいずれも戒め、いま与党が何を狙っているのかをふまえてたたかう必要がある」と強調。

 与党が有事法案の地方公聴会や参考人質疑の日程を具体的に提起し始めたことや、医療改悪法案反対の国民世論と運動の大きな盛り上がりで医療団体から法案に批判の声が高まっていること、行政による情報公開請求の取り下げ工作なども新たに発覚して「与党側も追い詰められている」情勢を詳しく語り、「有事法案も医療改悪法案も廃案へを共通の課題として、小泉内閣を追い詰め、解散・総選挙へ」とよびかけました。

 


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