2002年7月2日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党の市田書記局長は一日の定例会見で、衆院で審議中の郵政関連法案について記者団の質問に答え、「信書便法案の基本をなす『信書』の定義すら明確にできない欠陥法案だ」と批判しました。
市田氏は、郵便法の第一条「目的」で、全国一律に安い料金でサービスを提供することがうたわれていることを示したうえで、信書便法案が公平で一律のサービスを侵害し、踏みにじる危険性を持っていることに言及。障害者用の郵便物を「無料」とする条項が外されるなど、民間のもうけのために「郵便事業の本来の目的を根本から崩すところに最大の問題がある」と指摘しました。
また、特定郵便局の「渡切費」問題や郵政ぐるみ選挙など腐敗の温床にメスを入れない与党間の「改革」論議を批判しました。