日本共産党

2002年7月5日(金)「しんぶん赤旗」

自民議員も「3割負担、根拠ない」

医療改悪法案


 自民党の田浦直議員(医師)は四日、医療改悪法案を審議している参院厚生労働委員会で、サラリーマン本人などの患者負担について「必ずしも三割にしなければいけない根拠はないのではないか。一気かせいに国民に押しつけるのはどうかと思う」とのべ、「負担増によって受診の機会を抑えることになり、医学的に必ずしもいいことではない」と指摘しました。

 さらに、来年四月から三割負担を実施するとしている法案について、「先送りするとか、今回は入れないということはできないのか」と修正を求めました。

 田浦氏はまた、「社会保障を安定させるというのは国として大変大事なこと。しかし、その中心となる医療で国の負担が減り、その分が国民にまわっている。国もそれ相応に負担するのが当然ではないか」と、国庫負担を増やすべきだと主張。「できるだけ国は手を引こう、負担を減らそうというふうにみえる。それは間違っている」と、小泉「改革」に疑問を投げかけました。

 


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