2002年7月13日(土)「しんぶん赤旗」
宮路和明厚生労働副大臣による帝京大学医学部入試「口利き」問題で十二日、政府・与党内から「国会運営に影響がでる」との声があがり、医療改悪法案成立を狙って宮路氏更迭で決着させる動きが強まりました。宮路氏は、同日午前、「不正入試や裏口入学ではない」と弁明。小泉純一郎首相は同氏の進退について、「(与党が)国会審議に影響が出ないよう協議している、その状況を見守る」との態度を示しました。日本共産党、民主党、自由党、社民党の四野党は同日夕、緊急に書記局長・幹事長会談を開き、宮路氏の参考人招致を求めていくことで合意しました。
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日本共産党の市田忠義書記局長が出席した野党四党の会談では、「宮路副大臣の辞任は当然だが、それだけで問題は解決しない」との認識で一致。宮路氏と冲永荘一帝京大総長を参院厚生労働委員会に参考人として招致し、真相解明することが最優先課題だとの内容で合意しました。
野党四党は、政治献金を受けている支援者からの依頼で、入学の「口利き」をした宮路氏は、医療改悪法案の審議に責任をもつ厚労副大臣として不適任だとして、辞任を求めることを確認しました。
また、「カネをたくさんつかって医者になれば、カネを回収するために、結果としてムダな医療費の増大を招く」として、同疑惑が発覚した参院厚労委員会で真相解明を求めていくこととしました。
会談では、野党四党が共同提出した「住民基本台帳ネットワーク凍結法案」を与党側にも賛同を呼び掛けて成立をはかっていくことにしました。また、公共事業受注企業からの政治献金を禁止する法案の審議をただちに始めること、「政治とカネ」の問題で、鈴木宗男衆院議員のあっせん収賄事件に関連して松下忠洋内閣府副大臣、松岡利勝衆院議員に対し、証人喚問か参考人質疑を行うよう与党側に求めることを決めました。
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野党四党は同日午前の政策責任者会議で、改めて医療改悪法案の廃案で一致してたたかうことを確認しました。