2002年7月13日(土)「しんぶん赤旗」
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著名写真家十三氏が十二日、声明「私たちは創作活動の自由のために『メディア法案』『有事法案』の廃案を求めます」を発表し、写真家に賛同をよびかけました。
声明は、メディア規制法案が、写真家の取材、発表の段階で政府の介入を許す危険性を指摘。写真家にとって、いずれも「法制化は作家生命を左右するものとして深刻かつ、真に由々しい事態と危惧(きぐ)して」おり、廃案を強く求めています。
よびかけ人は次の各氏。
石川文洋(報道写真家)、岡井耀毅(写真評論家、元『アサヒカメラ』編集長)、川島浩(写真家)、熊切圭介(写真家)、桑原史成(写真家)、佐伯義勝(料理写真家)、白籏史朗(山岳写真家)、竹内敏信(風景写真家)、田中光常(動物写真家)、長倉洋海(フォト・ジャーナリスト)、英伸三(写真家)、藤本四八(日本写真家協会前会長)、吉田ルイ子(フォト・ジャーナリスト)。
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熊谷榧(かや)氏ら著名美術家十氏は十二日、「『有事法制』に反対する美術家の声明」を発表し、美術家に賛同をよびかけました。
声明は、政府が有事三法案を「会期を延長してまで成立・強行をはかろうとしており、事態は予断を許さない」と指摘。同法案は「アメリカの戦争に日本を参戦させ、自衛隊は海外でも武力の行使ができる」ようにし、そのため、「国民の人権や自由を制限して、強制動員する戦争体制をつくること」をねらっているとしています。
よびかけ人は、熊谷氏ほか、紺野修司、澤田俊一、滝平二郎、谷内栄次、鳥居敏文、永井潔、西常雄、張替眞宏、峯孝の各氏。