2002年7月17日(水)「しんぶん赤旗」
はがき署名に添えられた「私の一言」の数々 |
医療改悪法案の廃案を求め、中央社保協と医療団体連絡会議が七月から取り組んでいる「はがき署名」が、十六日までに約八千七百通返送され、二週間で約三万五千人の署名が集まりました。中央社保協は「反応の大きさはこれまで以上。会期末まで署名を広げに広げ、廃案に追い込もう」と呼びかけています。
はがきの「私の一言」欄には、震える字で「高齢者の医療費の拡大やめて」と書かれたものなど、切実な声がびっしりと寄せられています。その一部を紹介します。
一カ月五万円台の年金で細々と生活(独居)している状態なのに医療費の引き上げ…苦痛でも通院できず我慢しなくては…と不安で最近は胸騒ぎ、動悸(どうき)もあります。どうぞ助けてください。(札幌市)
リストラを促進させる政策強行で勤労者の給料が減少になっているのを承知で(改悪を)強行実施する政府に腹が立つ。国会前で集団自殺したいくらいだ。(岩手・盛岡市)
主人は定年退職して二年。娘二人も定職についているが昇給、ボーナスもないなか、税金、公共料金だけが上がっていく。不安だらけの世の中になり残念で腹が立ちます。(東京・葛飾区)
六十四歳の男性。年金生活に入りました。前立腺(せん)がんで月一万六千円以上かかっています。三割負担になれば、月二万四千円以上、年金月額の10%以上になります。(岡山市)
小泉総理は期待はずれでした。弱者にむち打ち強い者の味方。残念です。一日も早く解散しろ!(徳島・麻植郡)