2002年7月18日(木)「しんぶん赤旗」
医療改悪法案に関連して「患者負担増反対」の意見書を国に提出した地方議会が六百四十九にのぼっていたことが、十七日までに全日本民主医療機関連合会(民医連)の調査で分かりました。
静岡では六月議会で十九の市町村が採択。各自治体に意見書を要請した静岡県保険医協会は、「国会審議が進み法案の矛盾が明らかになるなかで、運動を強化し、反対世論を高めてきた反映」とみています。
七月九日に意見書を国に提出した同県韮山町議会は、「深刻な不況下でのさらなる医療費の負担増は、医療機関から患者の足を遠ざけ、国民の健康悪化が懸念される」と法案の問題点を指摘。「医療制度改革に当たっては、国民負担増を抑制し、薬価の引き下げなどの諸施策を講じて、だれもが安心して医療にかかれる制度とするよう強く要望する」としています。