2002年7月19日(金)「しんぶん赤旗」
非核の政府を求める会は十八日、東京都内で常任世話人会を開き、非核平和をめぐる内外情勢を討議し当面する活動を確認しました。
ブッシュ米政権のNPR(核態勢見直し)にもとづく新たな先制核攻撃戦略にたいする批判の声が米国内をはじめ国際的にも広がりだしていることが指摘されました。
このもとで日本政府が、核兵器廃絶の主張は「現実的でなく、かえって抑止のバランスを崩す」(川口外相)と、核兵器廃絶の課題を彼方に追いやる姿勢に批判がだされました。
先の福田官房長官の非核三原則見直し発言もひきつづき重視しながら、被爆国にふさわしい核兵器廃絶の立場にたつよう、政府を追及していくこと、有事法案を火種を残さず廃案まで追い込んでいくことの重要性が強調されました。
今月初旬、大分県議会が全会一致で「核兵器廃絶・世界の恒久平和を希求する大分県宣言」を決議し県内の全自治体が非核宣言自治体となったことが紹介され、原水爆禁止二〇〇二年世界大会の成功、核問題調査専門委員会の活動強化など当面する活動を確認しました。